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zoom RSS 映画版『トリスタンとイゾルデ』

<<   作成日時 : 2006/10/30 00:32   >>

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元々はアーサー王伝説のおまけのような話だが、ヨーロッパでは『ロミオとジュリエット』と並び悲恋の代表とされる(こちらがシェイクスピアより500年以上も前に成立)。

映画『トリスタンとイゾルデ』 は中世のアイルランドとブリテン(字幕で"イギリス"とあるのは少し問題)の政治状況を描き大河ドラマの趣もある。

いろいろな意味で正統派ともいえるが、良くも悪くも渋い映画だ。映像もモノトーンが中心で、海岸や岩場の寒々とした光景が続く。こんな場所で生まれ育った人間は戦争でより良い領土を得ることしか考えなくなるのだろうか。騎士道精神が確立する前とあって、権謀術数の汚さもかなりのものだ。そんな殺伐とした時代の「純愛物語」である。

意外にも主人公の二人はそれほど美男美女ではなく親しみやすい感じの若者だが、個性や魅力は薄い。しかし有名な俳優がほとんど出ていないことが映画全体ではプラスに作用している。また血なまぐさい話にも関わらず表現が抑制されているので、幽玄とはいかないまでも茫洋とした中世ヨーロッパ辺境の伝説世界に浸れるだろう。

『トリスタンとイゾルデ』はワーグナーの楽劇で有名になった。ワーグナー版『トリスタン』は「無限転調」、「トリスタン和音」といった言葉に代表される半音階進行が特徴だ。後世の音楽に多大な影響を与えた傑作中の傑作であり、作曲中のワーグナーに神が憑依したとさえ言われる。この音楽には麻薬的魅力があり、その虜になった人々はワグネリアンと呼ばれる。私も一時期聴きまくり日本で手に入るCD、LD、DVDをほぼ制覇したが、指揮者、オーケストラ、独唱者、演出全てに満足いく演奏にお目にかかったことが無い。いわば「永遠の未完成」だが、そこがまたこの作曲者らしい。


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『トリスタンとイゾルデ』を観たよ。
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