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zoom RSS NHKスペシャル『日本の縮図 1000人にきく ハケンの本音』

<<   作成日時 : 2007/11/14 00:13   >>

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11月11日放送のNHK特集 は最近とみに格差が広がり、「勝ち組・負け組」のはっきりしてきた日本を影で支えている派遣社員の声を聞こうという番組だった。

当然のことながら、「正社員との格差がひどすぎる」「人間扱いされていない」という生の声が寄せられた。コメンテーターの派遣会社の女社長は憮然として、「高度成長期と違い、正社員だって終身雇用が崩れている。安定しないなりにスキルを磨いて上を目指せ」という。

これは実力社会では正社員もうかうかしていられないという意味だろうが、問題を履き違えている。なぜなら現在の派遣社員の多くは実力があっても発揮できない立場にあり、たとえ実力を磨き発揮しても昇進も昇給もないのだ。

「即戦力」として採用され、必用がなくなったらサヨナラ。同じ土俵であるはずの「実力社会」に参加すらできない。自分たちを脅かすことのない土俵の外にいろと言われて、「上を目指す」気になるだろうか?

同席した中園ミホ(『ハケンの品格』の脚本家)が「私も自由業者でいつ仕事がなくなるか不安なのは派遣と同じ。こうした状況下でスキルを磨けといわれても精神的余裕がない」という意味のことを言ったのは多くの人間を代弁している。

コメントした社長氏が言うような「終身雇用が崩れた」とは「60歳定年制が怪しくなり、50過ぎたら関連子会社に出向」程度の意味だろう。派遣社員のように、いきなり切られる、という状況が前提とは思えない。問題当事者であるこういう人をコメンテーターに呼んだのはどうかと思う。

「派遣社員は社会的に信用されずローンが組めない」、「結婚相手として不適格と相手の両親に言われた」等の事実にどう答えるのか?

安い労働力でアジア人を買い叩いてきた日本人が、今また立場の弱い同胞(死語?)を買い叩いている。その時流に乗った連中が派遣事業者である。「負け組」を作り出すことで「勝ち組」になったという事実、実に分かりやすい。

なんだかこうして書いていると、社会主義者になった気分だ。

番組の最後は面白おかしい「ハケン川柳」とやらが紹介され、文珍師匠の「なんだかんだいっても、派遣の皆さんもしたたかですな」というコメントででごまかされた。

NHK らしい緩い終わり方といえよう。

書いていて、また腹が立ってきた。

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