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zoom RSS 『ガリレオ』はひどいドラマだな

<<   作成日時 : 2007/11/09 01:27   >>

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フジテレビの通称月9ドラマは『ガリレオ』。福山雅治演じる物理学者と柴咲コウ演じる女性刑事が活躍する物語のはずだが・・・正直なところひどい出来だ。

このドラマの原作は東野圭吾の短編集『探偵ガリレオ』と『予知夢』だが、東野作品の中では数少ない失敗作だと思う。各ストーリーが単純なトリックのみに依存しているため、底が浅い。作品によってはタイトルだけでトリックが分かるほどだ。出版社からの要請で「理系作家ぶり」を示すはずだったが、悪い方向に行ってしまったのだろう。

東野圭吾は自作の映像化に難しい制約をつけない人だそうだ。今回もその傾向は強く、主人公の中年物理学者はイケメン福山になり、無神経な言動と奇矯な行動で「天才ぶり」をアピール。実際、物理学者には変わった人も多いが、それは内面の問題で、突然机の上にチョークで書き殴ったり空中に絵を描いたりはしない。一般人の物理学者のイメージはこうしたマッドサイエンティスト、と思っているなら視聴者をなめている。

これに対し、柴咲演じる刑事はアホ丸出しで正直俳優が気の毒になる。

このコンビ、テレ朝の『トリック』路線を狙ったのかもしれない。しかし、『トリック』で仲間由紀恵が演じるマジシャンは天然娘だが、頭が悪いわけではないのだ。おまけに福山は阿部寛演じる物理学者(また?)のようにはじけていないし、スカしているのが気味悪い。

この路線、いつまで続けるつもりか?

それにしても「天才湯川」は何を研究しているのか?
白衣を着たり、今どきはんだごてを扱ったりと、物理学科というより高校の理科室のようだ。
モデルは「ぜんじろう先生」か?

かようにリアリティが欠如した設定だが、肝心の内容も突っ込みどころ満載だ。

11月5日放送の「壊死る(くさる)」はバスタブで死んでいた心不全患者の身体が一部壊死していた、というもの。壊死と腐敗は本来まったく違うものだが、それはともかく、自然死に見せかけたトリックは香取慎吾演じる若手物理学者の発明した超音波発信器だった(!?)。
これで死ぬなら、ちまたの超音波バスはどうなるのだろうか?

ラストに福山演じる「天才湯川」は「おれならもっと完全にやる」といって、自作超音波兵器の設計図を渡す。それを見た香取は「やはり、あの人は天才だ」と唸るのだった・・・

これって「毒をもって毒を制す?」まさにマッドサイエンティストの競演である。
それともイケメンなら殺人兵器を発明しても許されるのか?

ノーベル物理学賞に敬意を表したか、わざわざ京大でロケしているのがもったいない。

東野作品で理系ぶりを堪能したかったら『天空の蜂』を勧めるが、個人的には短編集『超・殺人事件』に収録された『超・理系殺人事件』が面白い。


超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)
新潮社
東野 圭吾


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