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「パイウォーター」や「磁気活水器」のようなインチキ商品は世間の片隅で一部の消費者が騙されている小さな問題なのか? 驚いたことに、似たような内容のテレビ番組がゴールデンタイムに堂々と放送されているのだ。 それはTBS系列の 『世界不思議発見』 だ。 一見まともなクイズ番組のようだが、民放屈指の「トンデモ番組」といって良いだろう。 もちろん、まともな回は多く、美しい映像とレポーターの体当たりが相まって楽しめることも多い。 しかし過去に、グラハム・ハンコック(「と学者」・・・というより小説家?)を考古学者のように取り上げるなど、前科多数だ。 そして「磁気活水器」に関連していたのが、7/5 放送の 『奇跡の大自然 キューバ』 だった。 内容は磁石を使った怪しい「磁化水」で作物を育てたキューバの農園で収穫が増したという話。 これがアメリカの経済封鎖による食糧危機との関連で語られるのだ。 人民が小麦粉の遺伝子改良をもたらし、食糧増産に成功したという旧ソ連のルイセンコ事件を思わせるトンデモな内容だ。 この放送回は感じの良いレポーターを含め映像が美しかっただけに特に興ざめだった。 その後の放送 『イギリス・ストーンヘンジ 巨石文明の知られざる真実』 でも、レポーターがストーンヘンジの中心部は暖かいと言ったり(影が無いので地面の照り返しだろう)、唐突にダウジングをするなど、ますます怪しい。 ハンコックの回同様、いい加減な取材で相手の主張を垂れ流しているのが見え見えなのだ。 セミレギュラーの考古学者、吉村作治(ほぼまともな人)など、よく我慢すると思う。 こうした中途半端な「教養クイズ番組」は影響力が大きいので困りものだ。 日本人の科学リテラシーにネガティブに貢献しているのだ。 しかも司会者は元NHKの草野仁、スポンサーは「技術の日立」である。 本当に、なんとかしてもらいたい。 TBSといえば、かの「オウム事件」の際、坂本弁護士一家を死に追いやった責任がある。 (教団を批判する坂本弁護士のビデオを放送前にオウム教団幹部に見せた) 無責任に擬似科学を垂れ流すのは宗教団体批判をタブーとする態度に通じるものがある。 これは左翼メディアだの右翼だのという話ではない。 国民の知的レベルを下げ、不幸な人間を作り出しても良いかという問題なのだ。 ヨーロッパは歴史ある科学的考察精神と宗教的基盤によって、そう簡単に新しい概念は生まれないという意識が浸透している。 アメリカは訴訟社会で、インチキ商品を買わされたら多額の賠償請求ができる。 こうしたことが、(良し悪しはあるが)疑似科学商法の蔓延を防いでいるのだ。 では、日本はどうか? 「子供の教育レベル」は高いものの、成人してからは日常科学が話題に上らないのが普通だ。 また、日本では民事訴訟や高額の損害賠償は一般的でない。 こんな社会に生きる日本人にとって、教育と行政サービスで対抗するしかないのではと思う。 本当に大事なのは学校教育だが、「水伝」がのさばってたりするので信用ができない。 また、過度な精神教育・道徳教育が科学的実証精神の敵であるのは確かだ。 「気合」や「やる気を出せ」など暗示言葉を連発するのはプラシーボの誘導に他ならない。 (スポーツのメンタルトレーニングは別) 具体的には、国民生活センター や行政窓口あたりに頑張ってもらうしかない。 |
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最新サイドビジネス情報ブログ 2008/08/31 18:34 |
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