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zoom RSS 小林誠さんにお会いした。

<<   作成日時 : 2009/03/21 23:06   >>

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さる会合で東京の某ホテルへ出張した。
私の所属している団体が国の主催する委員会で評価を受けるのである。
私はまったく重要人物ではないのだが、とにかく同席を許されたのはある意味運が良かった。

休憩時にトイレで隣の便器を見ると・・・そこにいたのは昨年のノーベル物理学賞受賞の小林誠博士ではないか。
評価委員だった東大の戸塚先生が急逝されたため、ピンチヒッターになったらしい。

ちなみにホテルの隣の会場では牛丼の吉野家チェーンFCオーナー会なるものが開かれていたが、参加者のオーナー諸氏も「あの人もしかして・・・」などとひそひそ言っている。ノーベル賞の威光はすごいな。

評価委員会でも打ち上げでも小林博士は超然とした態度を崩さず、物静かな紳士という感じだ。
仲間と群れるわけでも、偉ぶるわけでもない。
(単に知り合いがいないだけかもしれないが)
文部科学大臣などがスピーチ(原稿棒読み)で「ノーベル賞云々」と持ち上げても、にやけたりなどしない。

パーティ中、周りが遠慮しすぎて近づかない感もあるので、一人になったところを見計らい話しかけてみた。
「小林先生は向陽高校のご出身でしたね。私も名古屋出身で・・・」
「向陽は益川さんですよ」 「・・・」
いきなり、こけた感じだが、性懲りもなく、「私も元々の専攻は物理学でして」などと言ってみる。
予想した通り、私がKEK(高エネ研)で実験をしていた1990年頃、施設長をされていたそうだ。
しかし現代の理論物理学の話題になったら、今の私にはまるでついて行けないのだから、冷や汗ものだ。

そんな私に対しても、小林先生は礼儀正しく超然とした態度を崩すことはまったくなかった。俗物のかけらもないその姿は高貴ささえ漂わせる。学者としてこれほど偉くもないくせに(というより、はっきりと格下)、態度だけは偉そうな “教授先生” が世の中には多い中(特に医学部)、見上げたものだ。

頂いた名刺によると、現在の肩書きはJSPS(日本学術振興会)の理事で '学術システム研究センター所長' となっていた。大物科学者、特にノーベル賞受賞者はときとして政治利用される動きもある。どう見ても専門外なのに、文科省の言いなりで“国の教育改革に提言”している人もいる。

しかし小林先生に限って、そんなことはないだろうという思いを強くした。

これこそ真の科学者の姿であろう。






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