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zoom RSS 『阪急電車』の今津線に乗ってみた

<<   作成日時 : 2011/04/10 23:10   >>

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有川浩のベストセラー『阪急電車』をかなり忠実に映画化したのが 映画『阪急電車 片道15分の奇跡』 である。

この映画公開に先駆けて行われた「公開記念フォーラム」に行ってきた。
場所は映画の舞台になった阪急今津線沿線にある 関西学院大学 だ。

フォーラム前半は、この映画のプロデューサー重松圭一氏(関西テレビ)と出演女優の谷村美月を迎えての映画制作裏話などだ。

「関西を舞台にした映画を全国に広げたい」と重松氏は、三年間をこの映画にかけてきた。

撮影は阪急電鉄の全面的な協力の下、行われた。
撮影のために、俳優・エキストラだけを乗せた特別列車を60本走らせたという。
しかも通常ダイヤの合間(昼間)にである!

出演俳優は、なるべく関西出身者を選び自然な言葉にこだわった。

エキストラは地元の住人、特に関西学院の学生が、文句も言わず、ただ同然で協力したそうだ。

個々の学生だけでなく、関学自体も協賛しており、ロケ地としてキャンパスを提供した。

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というのも、ここは日本でも有数の美しいキャンパスを誇る大学なのだ。

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映画・ドラマでよく見かける 谷村美月 は、大阪出身で まだ20歳の女優。

子役からの芸歴が長いだけに、様々な質問にいろいろ気を遣ってそつなく答える。
見かけは可愛いのに、老成している気すらする。

ゲストが中谷美紀だったら、こちらのテンションは10倍になったろう。
逆に入場券も当たらなかった可能性があるので、不平は言うまい。

フォーラム後半は、「魅力ある「まち」を作るために」というトークセッションだ。

登壇者は角和男(阪急電鉄社長)、玉岡かおる(作家)、井上琢智(関学学長)だが、これが秀逸だった。

角氏は阪急電鉄創生期からの写真を用いて、後発企業として大阪・神戸という都会から路線を地方へ延ばし衛星都市(宝塚など)の建設とインフラ整備(娯楽施設など含む)をしていった阪急の経営思想を語った。

改めて書くまでもないが、このやり方は東京の東急(田園調布など)に影響を与えた。

玉岡氏は関学のキャンパス設計を行った宣教師 ウィリアム・ヴォーリズ (William M Vories)に関する著作を執筆中。

東京では「関西人」と十把一絡げにされるが、「阪神間」の文化は大阪とは違う。
個性がありながら、教養・品格を失わないのがこの地域の良いところだと主張する。

その精神の根底には奉仕精神を説いた宣教師とミッション系大学(関学・神戸女学院)の影響が大きいという。

実際、今津線への乗換駅である西宮北口で出会う女性は品良くファッショナブルな気がする。

ヴォーリズはこの地に美しいキャンパスを築き、そこで過ごす学生たちの誇りとすることが人格形成に重要であるとの信念を持っていた。

関学のシンボルである図書館の背後に甲山(かぶとやま)が見えるのは、キリスト教だけでなく、古来から地元の信仰対象である山を尊重したかったからだそうだ (↓) 。

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いずれも地元の皆さんなので、かなり我田引水な主張であるが、阪神間・阪急沿線への愛情は伝わってきた。

特に玉岡氏は「阪神間マダムを大阪のおばちゃんと一緒にしないで欲しい」とか言うわりに、「東京人」をステロタイプで見ているふしがあり、若干ご愛嬌だ。現実には、東京と横浜の人間は、かなり異質な気がする。

うそかまことか、ロケ中に今津線沿線の雰囲気を満喫した映画出演者の中谷美紀、宮本信子(いずれも関西人ではない)は、「老後はここに住みたい」と言っていたという。

イベントの最後にくじ引き大会があり、どうせ当たらないだろうと席を立ちかけところ、オリジナルクリアファイル、ステッカー、携帯ストラップのセット(いずれも非売品)が当たってしまった。

早起きして今津線を一往復(30分だけどね)してから来た甲斐があったというものだ。

たしかに、のどかなでありながら、ある意味人工的な沿線風景を満喫できる小さな旅だった。



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