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zoom RSS クリスティの異色作

<<   作成日時 : 2011/06/05 00:46   >>

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アガサ・クリスティは私の最も敬愛するミステリー作家だ。同女史は敬虔なクリスチャンだったそうで、ミステリーだけでなく聖書の物語や別の筆名で恋愛小説も書き評価を受けている。

そんなクリスティにも一般読者の評価が難しい小説がある。
『死の猟犬』 がそれで、異教的で神秘的な雰囲気たっぷりのホラーだ。


死の猟犬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
早川書房
アガサ・クリスティー


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内容は、

かつて数百のドイツ兵がベルギーを侵攻した際、ある修道院で神秘的な修道女の力により爆死した。
その現場には犬のように見える焦げ跡がついていた。
それから数十年後、その奇跡を行った若い修道女アンジェリックはイギリスのコーンウォールで存命だった。
興味を覚えた主人公が訪ねると、彼女は夢の中で見たという光景を話すのだった・・・

人知を越えた存在がアンジェリックの言葉で語られる。
繰り返される「水晶」という言葉が鮮やかな映像イメージを喚起する。

一回読んだだけでは、よく分からない内容だが、味わいがあって結構怖い。
その怖さはキリスト教という枠組みに留まっていない。

『バートラム・ホテルにて』


バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
早川書房
アガサ・クリスティー


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こちらはミス・マープルものだが、怪しげな人々が行き来するホテルが舞台の犯罪小説。
同女史の最晩年らしく、やたら回想シーンが多い。
一方で、会話の中にビートルズが登場するが、そんな時代までミス・マープルは長生きしていたのかと驚く。
第一次世界大戦ごろの人というイメージだったのだ。

この作品のラストでは明快な解決が示されず、後味が悪いという声も聞く。
しかし、名作 『ねじれた家』 のようで、私は嫌いではない。

ところで、

クリスティとジョン・レノンは近い時期に死んでいる。
ただしクリスティが長命を全うしたのに対し、ジョンが40そこそこで射殺されたのは周知の通りだ。
射殺犯を捕らえたのは、たまたま居合わせたヘイスティングス(ポアロの相棒と同名)という若者だったという。

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