観たい・聴きたい・読みたい

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ミツバチのささやき』 と 『エル・スール』

<<   作成日時 : 2012/11/22 22:32   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

千里中央駅に隣接する小さな映画館 千里セルシーシアター が、40周年を迎えた。

スペインのビクトル・エリセ監督の二作品を記念上映中だ。

『ミツバチのささやき』 と『エル・スール』は、セットで上映されることが多い。

いずれも ほぼ 20年ぶりに観たのだが、時を経ても観賞に耐える数少ない作品だ。

単に懐かしさにとどまらない感動があるのだ。

とはいえ、この二作品には、好みが分かれるようだ。

私の知人は『エル・スール』のファンで『ミツバチ』よりよほど好きらしい。

ところが、私の観たところ『エル・スール』のナレーションは説明過剰で情緒不足。

敬愛する父を亡くした主人公のあっさりとした立ち直りも少し物足りない。

これに対し、『ミツバチのささやき』 を初めて観たときの私は10代で、すべては理解できなかった。

しかし、その後繰り返し観るうちに考えが変わった。

この映画が1973年という当時のフランコ政権下でつくられたことに注意すべきだろう。

それゆえ極端にセリフが少ないこの作品だが、完成度が高い。

映像は象徴的に扱われる。

ミツバチの巣のモティーフ、水面のフランケンシュタイン、火を飛び越える儀礼などだ。

「永遠の子役」(その後普通の女優になった)アナ・トレントと精霊との交信もミステリアス。

意外なシーンで終わるラストも印象的で余韻を残す。そして考えさせる。

これは理解ができなくても他では得られない体験ができる映画だ。

『エル・スール』は、普通に良い映画。

これに対し、『ミツバチのささやき』は、永遠の名画であるという私の意見はここ20年間不変だ。

エリセ監督はこのデビュー作で、映画史に永遠に名前を刻んだのである。


ミツバチのささやき [DVD]
東北新社
2000-06-30


Amazonアソシエイト by ミツバチのささやき [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『ミツバチのささやき』 と 『エル・スール』 観たい・聴きたい・読みたい/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる