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zoom RSS 映画館で観る アラビアのロレンス

<<   作成日時 : 2013/10/14 11:01   >>

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実在した英国人 トーマス E. ロレンス (Thomas Edward Lawrence) を主人公にした映画である。

最近デジタル化による画質修復作品のリバイバル上映を進めている TOHO シネマ で観た。


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冒頭、全然見覚えがないシーンから始まる。

鄙びたイギリスの片田舎で引退したロレンスがバイクの準備をしている。

以前TV放送された際は、その後暴走して死ぬところ(一見自殺行為?)から始まっていたので印象が違う。

映画のストーリーは比較的単純だ。

ロレンスは英国諜報員としてアラブ人を扇動しトルコの勢力を削ぐことに尽力した。

「アラブ反乱軍」を率いてトルコの一角を破りアラブの中では英雄となる。

しかし、イギリス・フランスの横暴さやアラブ人のまとまりのなさに嫌気がさして本国に帰り、静かな余生を送る。

(サイクス・ピコ条約やフセイン・マクマフォン協定など教科書で習った歴史が分かると余計おもしろい)

そして、冒頭のシーンとなる。

『アラビアのロレンス』 は、全編が見どころといってよい映画だ。

アラブ人を演じる A. ギネス、O. シャリフ、A. クイン等の名優(なぜか本当にアラブ人に見える)の激突。

今ではCGでごまかしてしまう砂漠の風景や群衆などなど。

すべて現地で何ヶ月(何年?)もかけて撮影された。

砂漠に巨大な太陽が昇り、地平線の彼方の蜃気楼が黒い人影(シャリフ演じるアリ)となるまでの無言の数分間。

太陽と砂しかない風景の中、延々と続く行軍など。。

あまりにこれらのシーンが長く続くのでTVや初期の公開版ではカットされていたのだろう。

また、トルコ兵によるアラブ集落の殺戮とそれに対するロレンスとアラブ人による報復もTVでは放送されなかった。

今回さすがの完全版で、これらを大スクリーンで余すところなく堪能させてくれた。

しかし、最も印象に残ったのは少し違う。

汚れたアラブの衣装を身に付けたロレンスがアラブ人の少年を連れて士官用のカフェに入るシーンだ。

「アラブ人は出て行け」というイギリス将校の言葉を無視し、ロレンスは少年にレモネードを御馳走する。

撮影されたのは1960年頃、アメリカでは公民権運動の最中で、キング牧師の暗殺は何年も後のこと。

映画の舞台とする1920-30年代と同じく、人種差別は過去のものではなかったのである。

ロレンスのエキセントリックさや同性愛的傾向を演じきったのは 先ごろ引退を発表した P. オトゥール

大胆な行動とは裏腹に少しおどおどしてクイーンズイングリッシュを話す彼自身がロレンスの生まれ変わりのようだ。

同じく主演する『ラ・マンチャの男』と並ぶ歴史的名演と思う。


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とにかく、CG で生み出された「驚愕の映像」に食傷した映画ファンはぜひ観るべき映画であろう。

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