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zoom RSS ゴッドファーザー & ゴッドファーザー PART II

<<   作成日時 : 2013/11/07 00:24   >>

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名画の画質向上とリバイバル上映を進める TOHO系の企画 で改めて通して観た。

この2作品「パラマウントの宝」とも呼ばれ、続編併せてアカデミー作品賞を受賞した上唯一の映画シリーズである。

公開はそれぞれ1972年と74年で、短期間に一気に撮影されたため、内容的不適合はない。

併せて一作品と呼べるだろう。

PartTでは M.ブランド 演じる「初代」ヴィト・コルリオーネが圧倒的な存在感(陳腐な表現)を示す。





その立ち居振る舞いや言動には、冷酷な中にも歴史を噛みしめる悲哀がある。

(当時ブランドは40代後半で60代を演じていたのは驚き)

A.パチーノ演じるマイケルが「二代目」を継ぐのだが、こちらは「哀愁の中に冷酷さがある」。





映画の内容はあちらこちらで語られているため、多くは述べない。

ただ、登場人物が敵味方とも多く混乱するので、情報サイト を参考にしたい。

トリビア にはいろいろと面白い情報が載っている。

続けて観ると、PartUの方が陰影があり、より深みを感じさせる。

若き日のヴィトを演じるのがスリムで禁欲的な若き日のR.デニーロなのも大きい。

(本編前の予告編で観たL.ベッソンの映画に出演中のぶよぶよのメタボ親父と同一人物とは思えない)

彼が街のギャングの計で働く店を追い出されたとき、謝る店主に向かって「気にするな」と気遣う。

店主が申しわけなさそうに差し出す食べ物にも手を出さず「受け取れない」と静かに去る。

こうした弱いものに寛容という高貴なカソリック精神が蓄えた負のエネルギーがギャング殺害という形になる。

親子でシチリア島に帰って数十年来の恨みを晴らすシーンにも蓄積した暗いエネルギーの凄みを感じさせる。

以後ニューヨークのイタリア街を歩く彼を皆は恐れ敬うことになり、ヴィトはのし上がっていくのである。

一方でアメとムチを忘れない。

街の顔役であるマフィアはいわば究極のひとたらしであるべきなのだ。

ヴィトの息子・娘たちがマイケルを除きいまいちなのはこうした創生期の苦労が伴わなかったためだろう。

もちろん帝王学を怠ったヴィトにも責任はあった。

苦労して地位を築いた初代をよそに二代目以降が身代を食いつぶすのは、船場吉兆からみのもんたまで日本でも珍しいことではない。

さて、『ゴッドファーザー PART V』は残念な作品とされている。





演技経験のない監督の娘を重要な役に抜擢したことが世間の反感を買いバッシングされた。

ソフィア・コッポラ は女優生命を絶ち、その後監督として成功したのは見事)

PartV ではマフィアの政治的・経済的側面が強調される。

また、公開当時のバチカンを巡るスキャンダルを生々しく描いており敵を作ったのも確か。

それまでよりおもしろみに欠ける映画だが、映像美は健在だった。

(今回 PartVは上映されないので、20数年前の記憶に依っている)

PartVは制作予定の無かった「外伝」であり、ブランドを起用できなかった時点で「期待はずれ」となった面はある。

話を M.ブランドに戻すと、彼の経歴・映画界での存在や言動はほとんど同年の 三国連太郎 を思わせる。

三国の代表作として、若き日の過ちに恐れおののく政治家を描いた『飢餓海峡』をあげておく。

(「釣りバカシリーズ」 など晩年のやっつけ仕事に過ぎない)


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ブランド・三国の両者にはプライドとテンションが高い故のトラブルメーカーであったことも共通する。

同時に差別・偏見と戦った歴戦の勇士でもあった。

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