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zoom RSS マリオン・コティヤール にはずれなし

<<   作成日時 : 2016/05/17 00:38   >>

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マリオン・コティヤール (Marion Cotillard) は、ケルト人の血を引くフランスの女優。

少しエキゾチックな容姿だが、演技力も立派で、アカデミー主演女優賞はじめ数々の賞に輝いた。

フランスの文化勲章のようなのも貰っているので、30代にして日本における高倉健レベルの人と考えてさしつかえない。

最近は年に一つか二つの映画にしか出演せず、そのどれもが秀作。

「ダークナイト ライジング (The Dark Knight Rises)」 のような娯楽作でも重要な役柄を演じている。


そんな彼女が出演するのが新作 「マクベス (Macbeth)」 だ。

誰でも名前だけは知っているシェイクスピア劇を映画化したもの。

原作にかなり忠実ながら、演劇性とスペクタクル性を両立した作品だ。

演劇人を中心に前評判がきわめて高いため、結構な数の客が入っていた。


しかし、観終って多くの人が「シェイクスピアって、こんなに殺伐としているのか」と感じるだろう。

特有の独白を伴うセリフも映画の大画面で具現化されるとどぎつい。

舞台なら部下からの報告だけですむ罪なき女子供を生きたまま火あぶりにするシーンなど気分悪くなるが (R-12)、日本の戦国時代を考えればこんなものだろう。

信長も秀吉も逆らった配下や敵将の親族・郎党を公開処刑で根絶やしにしている。


マリオンは、ある意味主役といえるマクベス夫人を演じる。

夫を焚きつけて先王を殺すが、後悔して狂死する。

後半の扱いが少し唐突な気がするが、限られた時間内で全てを描こうとするとやはり難しい。


本作は妥協点を少しずつ設けることで矛盾を感じさせることを最小限にしている。

「三人の魔女」は荒野に住む子持ちのジプシーのように描かれ違和感がない。

「森が動く」は原作の滑稽味(兵が迷彩で移動)を排除した。

ラストの子供(バンクォーの遺児)が駆け出すシーンは意味深であった。

(彼が王になることを予言されているので、ダンカン王の家族にとっても敵?)


とにかく本作は、娯楽性はともかく、立派な作品であろう。


以前、 ケヴィン・スペイシー に駄作なしという法則があった。

今は マリオン・コティヤール にはずれなしという法則が通用しそうである。


それにしても主人公夫婦(スコットランド人)をドイツ人とフランス人が演じているこの映画。

英語が「世界語」になってしまったことを痛感するのだ。


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