観たい・聴きたい・読みたい

アクセスカウンタ

zoom RSS 大隅先生は、おめでたいが。。

<<   作成日時 : 2016/10/03 23:45   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 0

ノーベル医学・生理学賞を大隅良典先生が受賞された。

流行を追うより興味を持った対象の真実を追究する姿勢はまさに基礎科学者の鑑。

お弟子さんや共同研究者もそんな先生の影響を受けてか、純粋でできた人が多い。


実は、昨年6月にさるパーティで大隅先生にお会いした。

大隅先生は主賓の一人だったが、多くの取り巻きを連れてくることもなく淡々とされていた。

華やかな席には少し場違いなようだったが、スピーチではみごとな英語で話され少し意外だった。

このパーティには大村先生(北里大)もおられて、3ヶ月ほど後にノーベル賞をとられた。

おそらく当時のパーティ出席者は驚いているだろう。

偶然お二人の写真を撮った私もその一人だ。


それにしてもニュース番組で「3年連続日本人受賞!」を強調するのが気になる。

街角のインタビューでも「日本のプライド」 「わが国の科学技術力はすごい」などとわけしり顔の酔っぱらいが語る。

NHK までがそうで、「日本の底力を見せつけた」とキャスターがはしゃいでいる。

大隅先生もその件を問われて、とまどったように「自分が興味ある基礎を追及してきました」と答えていた。


しかし、2012年の山中先生をのぞくと、多くの受賞は 2-30年以上前の業績だ。

これで日本の底力なら「日本の30年前は偉かった」というしかない。

ここで自己満足に陥って基礎科学への投資を怠ると今から30年後に痛い目に遭うだろう。


国別対抗戦の「数」だけしか見ない人は、科学の「質」を理解できない人だろう。

数に酔っていると、「投資したら手軽に結果が回収できる」うまそうな話ばかりが罷り通ることになる。

「5年のプロジェクトで目に見える成果(=製品化)」など、ケチな要求がされるのだ。

そうした状況に陥らないためにも、国の科学政策というものは常日頃注視されるべきものだ。


今までノーベル賞をもらった自然科学分野の人はほぼ留学経験者で、研究上の様々な影響を受けている。

中村修二氏のように日本大嫌いでアメリカに渡り、米国籍になった人もいる。

私はそれでも構わないと思う。

ノーベル賞級の業績は人類にとっての宝である。


<追記>

翌日(10月4日)の記者会見で大隅教授は「基礎を重視しない日本の現状に危機感を持つ」と表明した。

同日、物理学賞の発表があったが、日本人が関係しないと報道もまるで無関心。

哀しいかな、これが日本の現状だ。






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
大隅先生は、おめでたいが。。 観たい・聴きたい・読みたい/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる