観たい・聴きたい・読みたい

アクセスカウンタ

zoom RSS LA LA LAND の予告編にだまされて

<<   作成日時 : 2017/02/27 20:05   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 0

LA LA LAND はアカデミー賞史上に残る14部門ノミネートの「大本命」だそうだ。

予告編の作り方も見事で、内容の美味しいところを巧くまとめている。

はっきりいって、作品自体より出来が良いだろう。

困ったことに、こういう映画は珍しくない。


なにより事前の情報で「絶賛の嵐」

期待するなという方が無理だったのだが。。


作品の内容は昔からよくある「都会で成功を夢見る若者」の話。

そこに色恋を絡めるが、男女ともそれほど屈折しておらず深刻そうに見えない。

育った家庭は円満なようで、帰るところがあるという精神的安定感からもしれない。


緊張感がないので、挫折感もいまいちだ。

オーディション当日にコロラドの実家に車で迎えに行くと、あっさりとそれに応えるヒロイン。

6年の努力の末、夢破れて故郷に帰ったにしては切り替えが早い。

その後はとんとん拍子で出世し、5年後には女優として成功しセレブ妻になっていた。


こうした映画はいくらでも作られてきたような気がする。


シェルブールの雨傘 は、ストーリーに加えミュージカルという点も共通。

劇的な成功とは違うが、別れて幸せをつかんだ若者の再会を描いている。

ラストシーンが似ていなくもないが、男もあっさり別れて潔い。





日本で「恋の行方」というしょうもないタイトルで知られる Fabulous Baker Boys。



ラストに流れるミシェル・ファイファーの歌唱が見事。


これに対してLA LA LAND のヒロインは、ミュージカルなのに歌うシーンが少なくしかも巧くない。

全体にダンスシーンも今ひとつ切れが足りなく、時間が短い。

冒頭の高速道路のシーンは場所の制約からか、動きが小さい。

これらは目の肥えたはミュージカルファンにはかなりのフラストレーションだろう。


描かれない 5年間に何があったか知らないが、女は夢を形にして過去は捨てたと見える。

(子供の年齢を考えると、パリに行ってすぐに別な男に乗り換えたようだ)


一方、男は再会した女の前でセンチメンタルなメロディーを奏で幻想を見る。

この部分の映像は綺麗だが、メロディーは俗っぽく好きになれない。

映画制作者が大衆に媚びすぎではと感じる。


しかし、主人公たちの目指す夢は、LA - ハリウッドという狭い世界での話。

挫折や再生は、音楽や演劇の世界以外で誰もが経験しているのだ。

『二十歳の原点』 などその典型だろう。


この映画は誰もが経験ある若い日の悩みをトリッキーな映像と少々の歌で構成したものといえる。

つまらないといわないまでも、そこまで騒ぐ映画か? と問いたくなる。

(3回ほど寝そうになったので、私にとってはつまらないのだろう)


同じ監督による セッション (WHIPLASH) の緊張はここにない。



<後述>

本日発表の アカデミー賞 で、LA LA LAND は監督賞、主演女優賞など6部門を受賞した。

そのうち4部門は、撮影賞などスタッフを称える賞であった。


テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
LA LA LAND の予告編にだまされて 観たい・聴きたい・読みたい/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる