地下鉄東西線物語

葛西駅に隣接する 地下鉄博物館 で記録映画「東西線物語」を観た。

この記録映画、40年前にしてはカラーでしかも画質が良い。当時の葛西から浦安、行徳にかけての映像は色が鮮やかなだけに、かえって妙な感じがする。なにせ見渡す限り水鳥が集う低地もしくは田園なのだ、映像を見つめる若い客の顔もどこかきょとんとしている。普段見ている現在の住宅密集地とあまりに違うので現実感が無いのかもしれない。

1969年に開通した東西線は千葉から東京への通勤路線である総武線の混雑を緩和するため造られた。
同時に「陸の孤島」と呼ばれていた市川南部から浦安付近住民の交通を確保するためでもあった。

海沿いの低地で地盤が弱いため、東陽町から先の高架工事は大変だった。
江戸川では水面から70メートル下まで基礎を打ち込んだという。

この路線工事で難所だった一つが原木中山-西船橋間で京葉道路にかかる高架だ。
長さ30メートルほどだが、交通量の少なくなる深夜にわずか3時間で架けた。
現在のように明るい工事照明はなく懐中電灯で合図をしながら作業を進めたのだ。
この高架は今でも見ることができる。

大変な苦労で完成した東西線は現在、東急田園都市線と並んで通勤時間の乗車率が最も高い、つまり最も混む路線である。東京へ通う勤め人が多く移住してきたため「千葉都民」なる言葉も生まれた。さらにその後、京葉線の開通、東京ディズニーランド建設で、浦安は日本で有数の裕福な町になったのである。

かつての寂しい漁村が変われば変わるものである。



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