30年ぶりに奈良に行った

新潟から夜行の「急行きたぐに」で京都に戻ってきたついでに奈良に行った。
小学校の修学旅行以来だ。

JR奈良駅は工事中だったが、レンガ造りの旧奈良駅が残されていた。
それにしても駅前はぱっとしない。
世界遺産目当ての外国人観光客も戸惑っている様子。

彼らに混じって商店街を抜け奈良公園に向かう。
道路に面して建つパチンコ店の前で待つ人の列。
観光客お構い無しにチラシ・ティッシュを配る若者たち。

さらに坂を上って行くと、記憶よりかなり小さな猿沢の池があった。
その周りに建つのはブルーシートに覆われた屋台の群れ。

私はこうした店が嫌いではないし、出店を規制しろとまでは言わない。
しかし、世界遺産は日本の顔の一つだ。
こうした国宝周りの垢抜けなさは何とかして欲しい。

かつて行ったはずの奈良国立博物館の旧館は仏像専門館になっていた。
私はキリスト像はじめ宗教具象彫刻にはあまり興味が湧かない。職人技の細部のこだわりにはあまり感心がないからだが、洗練された歴史的な仏像からは抽象的な美を感じた。

奈良公園のシカには子供のころ怖い思いもしたような気がするのだが、実際はおとなしい。
シカ煎餅を持っていなければ相手にしてくれないといってよい。
喉をなでてもじっとしているが、頭を触られるのは嫌いなようだ。
ただ秋の発情期には凶暴になるらしい。

というわけで、奈良公園ではそれなりに懐かしい時間を過ごした。

これに対し、平城京跡は悲惨だった。
空き地に羅城門が建っているだけ、それも最近作られたらしいいんちきくさい門だ。
京都から電車で来る際に殺風景な空き地を見たような気がするが、ここだったのだ。
朝だけあって、観光客は人っ子一人いなかった。

歴史上の重要さと現在のギャップが日本で最も大きい場所ではないか。

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