銅メダルだっていいじゃないか

オリンピックと高校野球が重なったため、番組編成がひどいことになっている。

深夜ドラマを予約録画しておいたところ、「野球中継1時間半延長のため変更」とかで、お笑い番組が録画されていた。ここでいう「野球」とは星野ジャパンのことだが、プロ野球選手がそんなにオリンピック金メダルに血道をあげる価値があるのか?

オリンピックのために4年間努力をしてきたアマチュアアスリートならともかく、プロ野球選手にとって本業であるリーグ戦を軽く考えないで欲しい。ドラゴンズなど星野の策略で川上、岩瀬、荒木、森野を代表チームに取られてひどいことになっている。オリンピック開催以後、ほとんど勝ったのを観ていないほどだ。

チームの意向でオーバーエイジ枠を使わなかったサッカー代表はある意味正解なのだ。

それに野球というアジアとアメリカ大陸だけのマイナースポーツはオリンピックにふさわしいとは思えないし、事実次回ロンドン大会からは採用されない。審判のレベルは低いし、本家アメリカはオリンピックの野球に熱心ではない(アマチュア同然のチーム)。

「星野ジャパン」よ、こんな金メダルに価値があるのか?

野球中継をはじめとするオリンピック放送は視聴率が稼げるとみたテレビ局と液晶テレビを売りたい家電業界の書き入れ時と堕している。次回2012年ロンドン大会の直前にデジタル放送に完全移行するのもそのためかと勘ぐってしまうのだ。

今回のオリンピックで、これは凄いと思ったのはヨーロッパ伝統競技フェンシングにおける日本人の銀メダルだが、試合は放送されず結果を伝えるのみだった。女子カヌーの4位入賞なども実は相当凄い。世界ランキング1位の選手より上位に入ったのだから。視聴率が取れなければ放送する価値なし、という放送局の姿勢を改めなければ彼らの活躍は伝わらない。

やはりオリンピックにふさわしいのは単純に泳ぎ、走り、跳び、投げる競技のような気がする。

柔道やレスリングも古代ギリシャ以来のシンプルな格闘技だけに本道をいっている。

しかし柔道日本代表に対して「本家の威信」を叫ぶのはもう筋違いだろう。
日本発祥ということは知っていても、世界の誰も日本が柔道最強とは思っていない。
野球のアメリカ代表よりキューバ代表チームが強いように。

というわけ、で銅メダルをもっと喜んでいいと思うのだが、「伝統死守」と洗脳された柔道選手たちは金以外のメダルでは不機嫌そうだ。はっきりいって痛ましい姿とさえ感じる。そんな中、取材に対して仏頂面ながら「悔いなし」といった谷亮子は潔かった。

星野ジャパンも見たところ、女子ソフトボールや「なでしこ」同様、銅メダルあたりが似合いそうな気がする。
今のうちにコメントを考えておく方が良かろう。
「金以外には価値なし」とか言われたら、留守を守るドラゴンズの選手はがっくりくるだろうから。

そんな中にあって男子200メートルバタフライで銅メダルに輝いた松田丈志は爽やかだった。
「いやあ、(フェルプスは)速いと思いました・・・これが4年間頑張ってきた自分色のメダルだと思います・・・コーチにありがとうと言いたい。メダルを掛けてあげたい」
とは泣かせるではないか。名言とすらいって良い。
幼少期から指導してきたコーチ(久世由美子)が初老の女性というのも意外だったが、眼光鋭い若者からこんな言葉が出るとは捨てたものではない。

なにより、結果にこだわるだけでない生き様がさりげなく表れているのが素晴らしい。



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この記事へのコメント

鷹王
2008年08月18日 11:41
同感です。オリンピックにふさわしいのは陸上と水泳だけです。以外はおまけのサクラみたいなものです。レクレーションの延長みたいなものまでやって欲しくないですよ。国体みたいでオリンピックの価値が下がりますね。プロ野球の選手が出るのは大きな違和感です。オリンピックはどうでもいいから、早く負けてペナンとレースに復帰して欲しい。

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