0泊3日 東京の旅

0泊3日の旅とは大阪-東京を夜行バスで往復するということだ。
朝東京に到着し、その晩に再び夜行バスで帰ってくるので現地では一泊もしていない。

出発は22:00に新大阪駅南口、1時間後に京都駅でも客を乗せ東京へ向かう。

私は翌朝6:00に新宿で降車したが、実はこのバスは東京ディズニーランド(TDL)行きだ。
したがって、多くの客はこの後1時間半かけて浦安のTDLに向かうのだ。

旅先がTDLということもあって、意外にもバスの客は若い女性が多い。
しかも社会人になりたての数人の同僚同士というグループが結構いる。
週末の時間を有効に使え、かつ予算を抑えることができるためらしい。

たしかに新幹線の半額で東京往復ができ、旅先で丸一日を使えるのは魅力だ。
しかし、その代償として、往復でかなり体力を消耗する。
バスの座席で眠るのは慣れないと大変だからだ。
特に首周りの負担が大きいので、それ用の首枕とアイマスクが必須となる。

高級なバスツァーではシートが独立していたり、トイレ完備だったりする。
しかし、この0泊3日東京ツァーはその類ではない。
見ず知らずの客と隣のシートで8時間過ごす可能性も高い。
また、途中で夜中に3回ほどトイレ休憩を取るが、震えながらSAのトイレに駆け込む。

このツァーは、いわば若い時代の特権的貧乏旅行なのだ。
おかげで、行きは修学旅行気分のようだった彼女たちが帰りのバスでは爆睡状態だった。

その一方で、客同士に妙な連帯感が生まれている気もする。
例えば、初めは修学旅行気分ではしゃいでいた娘たちが「皆さん、しっかり寝て明日その分はじけましょう」というドライバーのアナウンスで思わず雰囲気が和み静かになる。

その中にあって、私のようなバス旅好きの中年男は若干浮き上がっている。
しかし周りを見ると肩身の狭そうな男たちが他にもいたので、こちらはこちらで妙な親近感を覚えてしまう。

体が許せば、私もまたこうしたバスを使ってみたい。


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