大人気の草間彌生展

国立国際美術館 では、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」を開催している。

すでに80歳を過ぎた草間だが、今回の展示は回顧展ではない。
彼女の最新の創作活動を紹介するものだ。

現代美術家 草間彌生は幼少期の幻覚体験が製作の原動力となった。
現在まで繰り返し現れるのが、網目や水玉のパターンが増殖する作品だ。

水玉のカボチャを見れば、あれかと思う人も多いはず。

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<公式サイト> に彼女自身もそんな姿で登場する。

10歳の作品ですでに水玉模様が全身に入った母親の姿を描いているのだから筋金入りだ。

さらに絵画だけでなく、ビニールを使ったソフトな彫刻やベトナム反戦運動などパフォーマンスでも有名になった。


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今回の展示には、外国人の客も多く、草間の有名人ぶりがうかがえる。

それ以上に多いのが若い女性の姿だ。

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70年以上も水玉模様を描き続けるなど尋常なことではなく、実際に描かれたものを見ても少し息苦しく感じる。

草間は幼少期から幻聴に悩まされ、自ら強迫神経症だと言う。

常に自殺願望があり、現在は精神病院で見守られながら活動中だ。

そんな彼女の作品だが、若い女の子たちにはかわいいポップアートなのであろう。

今回の展示には「撮影コーナー」を設けるなど、「カメラ女子」なども意識したサービスだ。

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現代っ子には、草間自身も「かわいいおばあちゃん」と映っているようだ。

芸術家は「子供心を忘れない無邪気な人たち」ととらえられがちだ。

しかし生前のピカソやミロなどしっかりと計算した上で作品の空間を埋めている。

自らの個性を殺さずに芸術を「量産」していったのだ。

一方、現在の草間を記録した映像には「描かなければ私は死ぬ」とばかりに製作に励む鬼気迫る姿がある。

そこには、小賢しい経済的打算など微塵も感じられないが、その結果は大いなる経済効果を生み出している。

草間彌生はまことに稀有な存在なのだろう。


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