十六夜の赤い月

昨夜は十六夜(いざよい)だった。

月が十五夜の満月より少しためらって(いざよって)出てくるという表現はいかにも和風で美しい。

しかし、昨夜の姿は少し異様だった。

巨大にふくらんだ赤い月なのだ。

快晴のおかげでその姿をとらえることができた。

カメラはいつもの Cyber-Shot RX-100 ではなく、Nikon の P510

大望遠と手ぶれ補正のおかげで手持ち撮影できた。

画像


色の補正など全くしていないのに、この赤さはどうだ?

この月は比較的低い位置のとき、赤さが目立った。

低いということは、月からの光が長い大気層を通ってくるということ。

波長より十分小さい散乱体が大気中にあるとき、短い光はより散乱されて遠くに届きにくい= レイリー散乱

長い波長を持つ可視光である赤が大気層を通り抜け、結果的に赤く見える。

夕焼けが赤く見える理由と同じである。

理由がつくと身もふたもない感じだが、赤い月はアーティストの心をくすぐるようだ。

オスカー・ワイルドの『サロメ』もたしか「血がしたたるような月が...」といった台詞で始まっていたような。





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