OBオーケストラに気をつけろ

関西学院OB交響楽団 創立10周年演奏会([関西学院交響楽団創部100周年記念) というのを聴きに行った。

アマチュアとはいえ、創立100周年とはプロのオーケストラをも凌ぐ歴史だ。

当然、大量のOB・OGがいるはずであり、彼らがオーケストラを結成するのは自然といえる。

この記念碑的演奏会のプログラムを見れば分かるように、長大なメニューである。

前半のエルガー、リスト、ベートーヴェンだけで結構な長さで、後ろの席では老人(OB?)が鼾をかいて眠りこける。

ところが、驚いたのはオーケストラの音量で、ヴァイオリンはじめ弦楽器があまり聴こえない。

大編成オケで第1ヴァイオリンだけで15人ぐらいいるようだが、5-6人?と思えるほど頼りない。

おかげで管楽器、特に金管(ホルン・トランペット)がやたら鳴り響いて聴こえる。

はっきり言ってやかましい。

演奏者の年齢層が高いようで、久々に楽器を手にしたものの巧く指が動かない「弾くふり奏者」がいるようだ。

その確信を得たのは後半。

メンバーがぐっと若返り、人数は変わらないものの弦の音量は倍以上になった。

最近まで学生だった若手中心のせいかアンサンブルの良い無難なチャイコフスキー「第5交響曲」の演奏だった。

個々の技術不足を練習量とアンサンブルで補うという大学オケの本来の姿である。

とはいえ、前半だけ聴いて席を立った客がいたのもたしか。

OB・OGの記念出演的演目はほどほどにしていただきたい。

(というか、客から金取ってるんだから聴かせないでくれ)

それにしても長い演奏会で、通常2時間でも充分なのに、本日は2時間半を超えてなおアンコールもあり。

客の年齢層が高くじっとしていられないのかもぞもぞする人多数。

大阪府立大学交響楽団 でも似たようなことがあったので今後OB・OGの出演するオーケストラ演奏会には注意したい。

若者に気を遣わせ迷惑をかける老人にはなりたくないものだ。


チャイコフスキー:交響曲第5番
オクタヴィアレコード
2005-09-22
小林研一郎


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この記事へのコメント

ティアラ
2013年11月23日 08:49
「弾くふり奏者」がいたのは確かで、現役のころから「エアー演奏」が得意?な人も当日メンバーにいました。ただ、ステージ近くで聞いていましたが、弦の音が小さい原因のほとんどが、各奏者の絶対的な音量が小さいことに起因していました。OBの記念演奏会なので、「へたくそな老人は出演するな!」と腹を立てず、大目に見てあげてください。どうかよろしくお願いいたします。
ティアラ
2013年11月28日 20:03
メンバーを擁護しておいて落とすのもどうかと思いましたが、気になったので補足します。
100周年記念演奏会、しかもOBによるというので、大勢の観客が詰めかけて、演奏を温かく見守ったのに、OB交響楽団のHPは演奏会後にアクセスできなくなっています(閉鎖?)。お礼の言葉くらい掲載しておけばいいのにと思います。そういう細かい配慮や、思いやりがないのは、現役当時のままだなと思いました。大々的に宣伝し、新聞にも掲載してもらったのですから、「聞かせてやった」という態度ではなく、多くの人に支えられているという感謝の気持ちを、言葉に出して表明する努力も必要だと思います。単に個人攻撃ではなく、社会常識としてそういうものも必要ではないかと。
j-sakanoue
2013年12月18日 01:16
コメントありがとうございます。
お金を払い演奏に期待して知人を誘い行ったコンサートです。
だからといって暴言を吐き散らすのも大人げないのですが、やはりコンサートには演奏には質と量の適正なバランスがあると思いました。自分が聴衆だったら、どのようなものが聴きたいかという自問自答は常に必要と自戒を込めて思います。

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