巻き込まれサスペンスの帝王

2時間サスペンスの帝王といえば船越栄一郎。

これに対して「ハリウッド巻き込まれ型サスペンスの帝王」といえば リーアム・ニーソン を置いていない。


ニーソンはアカデミー作品『シンドラーのリスト』に主演し確固たる地位を築いた名優といっていいだろう。

(北)アイルランド、UK、USA のバックグラウンドでそれぞれ成功し、UKからは勲章も得ている。


それでいて、60代半ばになった今もアクションを自らこなす姿勢は見上げたもの。

元ボクサーだけにそのタフガイぶりは板についていてリアルだ。

一方で強さをひけらかしたりせず、普段は猫背気味でぼそぼそ話す。

女・子供には慇懃、素朴さも感じさせるところが欧米人受けしそう。


出演作の平均値が高く、駄作も少ない俳優という気がしている。

(『スター・ウォーズエピソード1』 だけはいただけなかった)


そんなニーソンの新作が 『トレイン・ミッション』 (原題:The Commuter =通勤者) だ。



(公式サイトの予告編は良くできているが、犯人のヒントがあり観ない方が良い。↑ はOK)



前作 『フライトゲーム』 同様「負け組の元警官」が巻き込まれながら自己を取り戻すというストーリー。




飛行機と電車、犯人の目的などは対照的だが、巧い伏線の張り方など共通点もある。

ちなみに両作品とも 『ダウントン・アビー』 の主役級が共演している。


甲乙つけがたいが、個人的には細かい伏線と脇役たちに魅力がある 『トレイン』 が好み。

特に ”プリン” の秘密(”プディング” ではない)には「そうか!」と手を打った。

ここらへん、平均的日本人にはきついか?


ニーソンには 『96時間』 シリーズという爆裂記念碑的作品がある。

こちらはさらなるうらぶれ具合と反動のような暴れっぷりがすごい。

関係者への拷問や敵の妻というだけで撃つなど (R12)、娘を取り返すためとはいえ、犯罪者と化している。


これがやり過ぎと感じるなら 『アンノウン』 がある。



ニーソンのアクションには常に必然性があるが、これは謎解きの比重が高い良作だ。

超人命軽視な『96時間』シリーズより後味も良い。



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