横審が激励なんかするから

稀勢の里がまたも力なく敗れて連敗記録を更新し、引退した。

あれだけ注目されながら、土俵に転がされるのはどういう心境だったろうか。

今や幕の内下位の力しかないのに、横綱 (grand champion) を名乗る辛さよ。


稀勢の里は10代から有望であった。

19歳のときすでに身体は完成していたし、大関にはなるだろうと思った。

事実大関にはなったが、そこから数年がピークだったようで、以降はけがに悩まされ続けた。


同じくけがをしながらも長期大関を務め、大変な数勝利した 魁皇 がいる。

ときには曙や貴乃花など上位を脅かし、下位力士には大いなる壁だった。

史上最多の勝利を挙げ、30代後半まで活躍した。

魁皇こそ、最強・不動の大関にふさわしい。

一方で横綱にならなくて幸いという声も。。


しかし、そうした地位を経ずに稀勢の里は横綱になった。

彼の受け答えを聞いていても、あまりプレッシャーに強そうに見えない。

長い間活躍したという自信がないのだろう。


さらに横綱審議会の「激励」とやらは「初場所ダメだったら引退しろと」いう勧告に等しい。

本人にしてみれば、「言われなくても分かってる」だろう。


この横審という機関が老人男ばかりで、まさに日本を代表する老害集団。

枯れ木のような老人どもが場所前に偉そうに「総見」し、意見する。

それでいて「待望の日本人横綱」といわれれば、全盛期を過ぎた稀勢の里を上げる。

結局、お客さんありきらしい。


相撲協会は伝統文化を守る非営利団体だ。

世間に迎合し力に見合わない出世をさせるより、力士(特に横綱)の品格向上に努めてもらいたい。

それには、新聞社から天下りしたおじいさん集団だけでは無理なのだ。


稀勢の里もある意味人気商売の被害者だ。

「弱い横綱」でなく「最強の大関」でいてほしかった。


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