芸術的(?)化け猫映画

最近こそペットの猫ブームだが、数十年前は違っていた。

ペットといえば番犬を兼ねた犬が定番で「猫なんか嫌い」という人が珍しくなかった。

実際「化け猫映画」というジャンルがあったのだ。


そんな中で異色の映画『亡霊怪猫屋敷』を Amazon Prime で観た。



これがやけにアーティスティックで凝った映画なのだ。

導入部のスタッフ紹介は珍しく横書きで、書体もフランス映画のようにおしゃれだった。


現代篇は、渋いモノクロで小津映画のようなシーンもある。

主人公である医師夫妻のセリフは現代的で、今の時代からみても不自然さは感じない。


途中で江戸時代篇に飛ぶのだが、いきなり鮮やかなカラーシネスコープで驚かされる。


内容的には、ポーの『黒猫』がベースのようだ。

日本的封建制の理不尽さも描かれる。


当時の特撮も交え映像は凝っており、役者の動きもシャープ。


現代に戻ってくると、なぜ主人公一家が狙われたかが語られる。

江戸篇は陰惨な話だが、明るい終わり方をする。

ただの B級ホラーでなく、制作者のポリシーが感じられる映画といえる。


こんな古いマニアックな映画の予告編が Youtube で観られることには驚きだ。

しかし最近、Amazon で化け猫をはじめとするホラー映画をお薦めされるのには閉口している。



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