『日曜美術館』 記憶に辿りつく絵画 ~亡き人を描く画家~

いつもおもしろいとは限らない教育TVの 『日曜美術館』 だが、今回の 諏訪敦 の話題は良かった。

不慮の事故で娘を失った夫婦が娘の姿を描いてくれと諏訪に依頼する。
事故から3年たってもいまだに気持ちの整理がつかず娘の写真を眺めて暮らす両親は、画家に何を望むのか?

その制作過程に6ヶ月間密着したドキュメンタリーだ。

夫婦が娘の死に納得できず過去から踏み出せないと感じた諏訪は、当初「決別」をテーマにした絵を構想する。

しかし、死について様々な人と話し考えるうちに、生前の「記憶」こそがキーワードと思い至る。

「記憶」とは、「思い出」と異なり、その人の生前の存在そのものを表す。
夫婦は、決して生き写しの姿を欲しているわけではない。

ただの写実の技術だけでは、たどり着けないのだ。

そう考えた諏訪は、残された彼女の情報から生前の存在を具現化しようとする。

そして、会ったことのない彼女の空想上の表情に辿り着くのだった。

このような番組を制作できたスタッフは幸せだ。

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